2010年5月17日月曜日

視覚も聴覚も

いらっしゃいませ、薬屋です!

人は五感のうち、視覚と聴覚で外からの情報の85%を受け取っているといわれています。
健常者にとっては当たり前のようなことです。
失って初めて、その重要性に気づくのかもしれません。

誰もがいわゆる五体満足に生まれてくるのが当たり前だと思っています。
そして、いわゆる五体満足に生まれてきた人は、ずっとその常態が続くと思っています。
いわゆる五体満足に生まれてきた自分にとって、障碍など関係のないことだと思っています。

視覚には、眼球、網膜、視神経などが関係しています。
瞳孔を通り過ぎた光は、眼球の水晶体に到達します。
水晶体は毛様筋によって調節され、ピントを合わせます。

近視という毛様筋の不都合をすでに持っている薬屋薬剤師です。
それが40代50代になってくると、手元のものにピントが合いにくくなるという不都合も生じてきます。
まだ、大丈夫なんですけどね。

それでも、原稿作成の日々。
毎日の参考文献読み、パソコン画面とのにらめっこ。
そんなことが続くと、目薬なんかを使ってみたりします。

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不自由な視覚は、眼鏡で矯正することによって、日常生活の不自由度をある程度カバーできます。
眼鏡をかけるというわずらわしさは相変わらずあるのですが。
高齢になると、遠視用眼鏡が必要になったり、遠近両方の眼鏡が必要になったりするのですが。
レーシック手術によって回復させることもできます。

加齢とともに水晶体が混濁する白内障になっても、視覚が不自由になります。
これは、手術によって回復します。

聴覚は、加齢といってもかなり早い段階から機能に変化が生じています。
20代で聞き取ることができる高音が、30代ではすでに聞くことができません。

モスキート音といわれて話題になったことがありました。

高齢期になると、高音が聞き取りにくくなりますが、それはすでに多くの皆さんにとって始まっていることです。
高齢者と話すときに、ゆっくりとはっきりと話すことは重要なことですが、子どもに話しかけるように高い声で話しかける必要ありません。

味覚も味蕾の減少によって60代から鈍くなるといわれています。
嗅覚も触覚なども。

いわゆる五体満足に生まれてきた人でも、加齢によって不自由さや日常生活のなかでの不都合は、いろんな場面で感じるでしょう。

障碍は、誰もが通る道なんですよ、きっと。
それに個人差が大きいことが、また個性なんでしょうね。

障碍者を隔てているのは、いずれは誰もが障碍を持つ今は健常者なのかもしれません。

またのご来店をお待ちしております。

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