2010年5月28日金曜日

歯周病と生活習慣病

いらっしゃいませ、薬屋です!
昨年書いていた健康コラムを載せてみます。

月に1回、ミニコミ誌に生活習慣病に関することを書いています。
今回は、歯周病です。
そのときの記事が下の部分です。


゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆

6月4日は『ムシ歯の日』です。
歯周病は口の中の感染症ですが、近年「生活習慣病」としてもとらえられるようになってきています。
肥満、糖尿病、タバコ、ストレスなどを加えたいわゆる生活習慣病が密接に関係してくると、歯周病になりやすいことが分かってきました。

太っている人は痩せている人の3.4倍、さらに重度肥満の人は8.6倍歯周病にかかりやすいといわれています。
糖尿病の人は、糖尿病でない人の2.6倍歯周病になりやすいことがわかっています。
つまり肥満で糖尿病など、メタボリックシンドロームの人は、歯周病になりやすく、気をつけなければならないわけです。

歯周病というのは、糖尿病の6番目の合併症といわれていましたが、メタボリックシンドローム(内臓肥満症候群)の合併症として考えた方がいいでしょう。
歯周病治療で糖尿病が改善された例もあります。

歯周病は動脈硬化の促進因子ともなります。

歯を失うだけでなく、全身の健康に関わることだと認識して、まずはしっかりと噛める歯を守りましょう。
歯周病は、歯肉炎の段階であれば、口中のケアの習慣で元に戻すことができます。
しっかり噛んで食べることは、肥満の予防にもなります。

噛むことによって、唾液の分泌が活発になります。
唾液には抗菌・殺菌作用があり歯周病・虫歯・口内炎の予防にもなります。

1年に1度の健康診査を受けたら、お口の健診も受けてみませんか? 
歯医者さんでご相談くださいね。

゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


「健康日本21」という国の施策でも、肥満、糖尿病、高血圧と並んで歯周病が取り上げられています。
肥満よりも、まず禁煙だ! という意見もあります。

またのご来店をお待ちしております。

0 件のコメント:

コメントを投稿