いらっしゃいませ、薬屋です!
薬屋の情報源に、テレビCMは外せません。
取扱商品が多岐に渡る業種です。
高齢化の進んだ町の薬屋です。
フレンドリーな接客を心がけていれば、おのずと高齢者の来店も多くなります。
そうでなくても高齢者のご来店が多いのですが。
中には、禅問答のような会話を繰り広げる方々もいらっしゃいます。
珍しくない会話として、
「テレビで○○さんが宣伝しょう△△の薬、あるで?」
例え△△が、青汁(健康食品)だとか、薬用歯磨き(医薬部外品)だとかでも、「薬」と表現する人は多くいらっしゃいます。
特に、小林製薬の日用雑貨など。
会社名に「製薬」が付いていますから。
○○さんが、タレントさんの名前ではなく、ドラマの役名であったりもします。
ときには「●曜日の何時やらのドラマのあの人よ」とか。
ときには「昔、誰やらと一緒にテレビに出とったでー」とか。
ほとんど情報が得られないこともあります。
脳味噌にある情報をフル回転させて、マッチする情報を引き出します。
そのとき、テレビCMを見ていなければ、話になりません。
テレビドラマを観ていてCMになると、トイレに立つ人、コーヒーを入れに行く人、お菓子を食べる人、いろいろいらっしゃいます。
そんなとき真剣にCMを観ているのが、薬屋薬剤師です。
比較的ストレートに、商品の宣伝をするCMもあります。
商品名も分かりやすく、高齢者にはウケがいいCMもあります。
テレビの宣伝の文言そのものを、商品名だと思い込んでいる人もいらっしゃいます。
新商品や露出(GRP)の大きなCMを流す前には、営業さんやメーカーさんからご案内をいただくこともあります。
そういう知識よりも、現物のCMを観ることです。
日々の努力で、どれだけアンテナを張っているかということが重要になります。
CMばかり見ているわけではありませんけど。
またのご来店をお待ちしております。
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