2010年6月12日土曜日

ダメ、ゼッタイ。薬物乱用根絶へ

いらっしゃいませ、薬屋です!
この時期になると、毎年、県薬務課監視・麻薬担当から送られてきます。

「ダメ、ゼッタイ。」普及運動趣意書やポスターです。
今年のポスターは、近野成美さんです。

国連薬物乱用根絶宣言支援事業のひとつです。
薬物の乱用を根絶することを目指しています。

普通にしていれば縁がない、と思っていても、案外近くまで迫っているかも……。
昔のように、おどろおどろしい名前ではありません。
昔のように、注射だけではありません。

覚醒剤が「あぶり」で吸引できることは、タレントの事件で有名になりました。

「痩せる薬」「勉強に集中できる薬」「徹夜続きの疲れや眠気に」「リラックスできる」
いろいろな誘い言葉で、スピード、アイス、エクスタシー、ラブドラッグ、チョコなどの名称で近寄ってきます。

「覚せい剤じゃないよ。エスっていうんだ」・・・同じですから!

あたかもサプリメントのような手軽さの錠剤(MDMA)もあります。
水色やピンクや緑色のかわいいとさえ思えるような錠剤です。

「脱法ドラッグ」「合法ドラッグ」と言われるものは、「違法ドラッグ」です。
「天然成分」だからと信用してはいけません。
マジックマッシュルーム、大麻(マリファナ)、あへんは植物性天然成分です。

「病院で処方された薬だから」と安心して人に貰ってはいけません。
社会的に認められた薬物でも、それは処方された人のみの薬です。
不法に出回る向精神薬もあります。

友人に、全盲の人がいます。
中途失明者です。
10代の頃、シンナー吸引で視神経をおかされ、失明しました。
その後、更生しました。
今は、若い中高生が、好奇心からドラッグに手を染めないように、講演活動もしています。

薬物乱用から身を守るために・・・

薬物に対して正しい知識を持ちましょう。
適切な判断ができます。

きっぱりと断る勇気を持ちましょう。
自分の意思をしっかりと持ち、仲間であっても断れるように。

周りの人とコミュニケーションを持ちましょう。
積極的に、友だち、先生、家族、学校、地域の人たちと。

こころとからだを大切にしましょう。
ひとりで生きているわけではありません。

薬物相談窓口

あれ?と思ったら、「気のせい」「気づかないふり」はやめましょう。
かかりつけ医に相談するのが、一番身近で相談できる手段でしょう。
できるだけ近くの専門家が望ましいのですが、家族だけで対処しようとせず、相談してください。

薬物問題相談先

インターネットが使えるなら、『(都道府県名) 薬物相談窓口』で検索してください。
都道府県の健康福祉部(保健福祉部などの名称の部局)や、保健所(保健福祉事務所)、精神保健福祉センターが窓口になっています。
本人、家族、友人、地域、どなたでも相談できます。
匿名で電話相談もできます。
警察に電話するのに躊躇する人は、都道府県でご相談ください。

こんなサイトもあります。

青少年の薬物問題を考える会

一般用医薬品を販売している薬剤師ですが、薬嫌いです。
『ドラッグ』と呼ばれる麻薬等はもっと嫌いです。

またのご来店をお待ちしております。

0 件のコメント:

コメントを投稿