2010年8月28日土曜日

特定健診は受けましたか?

いらっしゃいませ、薬屋です。

今月の健康コラムは、健康診査についてです。
通称「メタボ健診」と言われる健診、受けましたか?

やっと確定値が出た2008年の健診受診率。
2012年の達成目標の半分ほどのものでした。

*************************健康情報 第52号
健診は受けましたか?

8月25日の日本経済新聞に、特定健診の記事が載っていました。
2008年4月から始まった特定健診(メタボ健診)を受け、特定保健指導の対象となった約394万人(19.8%)のうち保健師などによる指導を最後まで終了した人は約31万人(7.8%)にとどまっているそうです。(厚生労働省確定値)

内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)を改善して生活習慣病を予防するための特定健診は、08年度に40~74歳を対象として導入されました。
初年度の受診率は38.3%と低迷しています。

厚生労働省は06年5月に公表した「国民健康・栄養調査」で40~74歳の内臓脂肪症候群が強く疑われる人は約940万人で、予備群は約1020万人という推計を出しています。

初年度の受診者では、厚労省の推計を下回る結果となりました。
しかし、それで喜んではいられません。
受診しなかった人のほうが多いのですから、健診も受けない潜在的な患者が多いともとれます。

さらに問題なのは、生活習慣病予防に向けた指導を継続できない人が目立ったということです。
指導が必要な人が12人いれば、終了した人は1人だけです。

生活習慣病は、生活習慣を改善し、それを維持してくことが予防にも治療にもなります。
薬が必要ならば、服用しますが、それで「治る」というものではありません。
食事、運動、喫煙などの生活習慣を改めて、良くなっていくのです。

大企業や公務員に比べ、国保や協会けんぽの受診率は低くなっています。
まずは自分自身の体の状況を知ることから対策は始まります。
健診を受けましょう。
*************************

またのご来店をお待ちしております。

0 件のコメント:

コメントを投稿