2010年12月15日水曜日

いわゆる風邪

『カゼを引く』……喉が痛かったり熱が出たり鼻水が出たり鼻が詰まったり咳が出たり。
そんな症状が出たら、『総合感冒薬』を買い求めて、飲みます。

いらっしゃいませ、薬嫌いの薬屋です。

『総合感冒薬』のなかの、鼻の症状を抑える成分だけを取り出したのが、『鼻炎薬』。
咳止めの成分だけを取り出したのが。『咳止め薬』。
熱・痛みに効く成分だけは、『鎮痛剤』。
それらが混じっているのが『総合感冒薬』になります。

風邪のときでも、鼻だけの症状なら鼻炎薬でOKです。

風邪の症状が改善しても、体力が落ちているため咳だけが残ることがあります。
そんなときは咳止めでOKです。

頭痛や発熱だけなら鎮痛剤でいいのですが、感染症(風邪)のときには、アセトアミノフェン、イブプロフェン、イソプロピルアンチピリンの単味かその組み合わせがいいです。
アスピリン(アセチルサリチル酸)、エテンザミドは避けます。

薬屋で相談すればいろんな質問の後、選んでくれます。

総合感冒薬の副作用のひとつである眠気。
鼻の症状に効く抗ヒスタミン剤の副作用が眠気です。
風邪薬服用時の車の運転などは避けなければなりません。

飲酒運転を非難するなら、薬物服用時の運転も非難されるべきです。



改源 は眠くなる成分(抗ヒスタミン剤)が配合されておりません!



パブロン50は眠くなる成分が入っていません!

不思議なことに、眠気を嫌う人ほど、鼻の症状が強いように思うのですが……。

それ以外に含まれる成分で、炎症を抑える成分には、卵から作られたものがあります。
鶏卵アレルギーのある人は、薬屋でその旨を告げるようにしてください。


そんな薬の組み合わせの総合感冒薬。
『風邪を治す』ものではありません。
風邪の症状を抑えるものです。

不快な症状を抑えている間に、ゆっくり休養し、栄養を摂り、免疫力を高めて自分で治すのです。

風邪のときには仕事を休む努力とじっと寝ている根性にご飯を作ってくれる愛情が加われば最強です。
薬嫌いの薬屋の出る幕はありません。

でも、薬は相談できる薬屋で!

またのご来店をお待ちしております♪

2 件のコメント:

  1. 頼もしい薬屋さんですネ!

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  2. >足満可勢さん
    コメントありがとうございます。
    これからも相談できる薬屋として地域で頑張ります!

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