2011年9月27日火曜日

基本は食事です

いらっしゃいませ、薬屋です。

「サプリが多すぎて何を飲めばいいか分からない」
という声があります。
「そもそもサプリメントが必要なの?」
と、問い返してみます。
そんな薬嫌いの薬屋です。

食事をしっかり摂っていれば、サプリメントは必要ないものです。
Supplement とは食事を補う=栄養補助食品のことです。
つまりは、「基本は食事」ということですね。

それでもサプリメントの必要性を感じたら、専門家に尋ねればいいのです。
薬屋薬剤師が過去に勤務していたドラッグストアでは、薬剤師のみならず、管理栄養士もいました。
相談客、接客、専門性に特化した店である個人店舗では、相談上手でなければ生き残っていけません。
価格でドラッグストアに対抗できないなら、同じ土俵で戦わないことです。

ダイエットやメタボリックシンドローム、カロリー摂取のコントロールをしなければならない病気などで、思うように食事ができない人がいらっしゃいます。
そうでなくても、カロリーは満たしているのに、必要栄養素が不足しているいわゆる栄養失調に陥っている人もいらっしゃいます。
スポーツなどで、ある種の栄養素を補わなければ消費が激しい場合もあります。

そんなときのサプリメント。

相談客様の中には、健康維持のための摂取量と、治療のための摂取量を混同している人も見受けられます。
たくさん摂ればいいってものじゃありません。
よくビタミンEを引き合いに出して説明します。


ビタミンEの日本人栄養所要量(厚生労働省)は、8~10mg。
ところが、肩こりや冷え性などの末梢血行障害の治療に使われるのは、300mgです。

食事で摂取可能な量の30倍の量を食べようとすると……。
メタボの心配が出てきますね。
そんなときにはビタミン剤による摂取をお勧めします。

またのご来店をお待ちしております。

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