いらっしゃいませ、薬屋です!
近所の病院の『頭部外傷後の注意』を手に入れましたので、ご紹介します。
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頭部外傷後の注意
頭を打ったときには、脳にいろいろな変化が起こることがあります。
特に頭の骨の内側に出血が起こると、生命に危険を及ぼすことがあるので注意が必要です。このような頭蓋骨内出血の症状は、頭を打った後すぐ起こることも、1~2日、時には数日たってから起こって来ることもあります。ですから、現状何の症状がなくても、十分注意をしなければなりません。
頭を打った後、元気だった人が急に死亡したりすることがあるのは、このような頭蓋内出血のためです。この頭蓋内出血は、頭蓋骨骨折とは必ずしも関係しませんから頭の骨に異常がないからといって安心は出来ません。
そこで、次に書いた注意をよく読んでください。そして手遅れにならぬ間に、患者さんを病院に連れてくることが非常に重要です。次のどれかがあるか、または疑わしいと思われるときには、すぐに御連絡下さい。なお、頭を打った後に少なくとも1~2日は安静を保ち、一人で外出したりしないように注意してください。
1.頭痛(あたまいた)がだんだん強くなるとき。
2.吐き気や嘔吐(食べたものを吐いたり、何もためないのに物を吐く)が何回も起こるとき。
3.ぼんやりしてくる時、あるいは、ほおっておくとすぐ眠ってしまい、起こしてもなかなか起きない。
4.視力(物を見る力)が弱くなったり、物が二重に見えたりする時。
5.手足が動きにくくなったり、しびれたりする時。
6.けいれん(ひきつけ)が起こった時。
7.<小さな子供さん>は、相当強く頭を打っていても症状が出にくいことが多いので、例え元気にしていても2~3日は、目をはなさないことが大事です。顔色が青くなってくる場合も要注意です。
8.<中年以降の人>は、受傷後2~3ヶ月して(遅くとも6ヶ月以内に)、頭痛、嘔吐、痴呆症状、歩行障害、視力障害などが現れてきた場合には慢性硬膜下血腫といって生命に関わることがあり、このような症状が出てきたらすぐに受診してください。
○○町国民健康保険○○病院 外科
電話 ****-**-****
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本文は原文の通りです。
上手とはいえない文章ですけれど、一生懸命分かりやすく書こうと努力した形跡が見えますね。
薬屋もそうですが、とにかく分かりやすく説明することが必須です。
どれほど重要なことでも、理解できない説明では、説明になっていません。
専門用語をどこまで使うか、どれだけ砕いて説明するか、ときには例え話を交えながら。
口頭で説明するよりも、文字にするほうがゆっくりと理解できるまで読む人が増えます。
ましてや、2~3ヶ月先のこともある症状です。
紙媒体にして残しておくことも必要です。
この文書を作成した人は、そういうことが分かっている人だと思いました。
またのご来店をお待ちしております。
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