2010年7月22日木曜日

緑茶とコレステロール

いらっしゃいませ、薬屋です。

「健康情報」という名のコラムを書いていました。
所属する地域で活動するグループの広報紙(誤字ではありません)のコラム欄です。
先月号の記事をUPしていませんでした(^^;)

緑茶とコレステロール

世界各国で健康食として日本食が注目されています。
和食が体にいいのは、食事と一緒に緑茶を飲む習慣も一因です。

茶という植物は、日本茶、紅茶、中国茶では同じものですが、その製法が違います。
製造過程で、醗酵を最後まですすめると紅茶、3割程度がウーロン茶、摘んだ葉を直ぐに加熱処理して止めたのが日本茶の緑茶です。

近年、茶カテキンが「コレステロールを下げる」「体重が減る」といわれています。
茶カテキンは、タンニンという苦渋成分の85%を占めます。
緑色の成分も茶カテキンです。

茶カテキンを摂取後、血中のカテキンは、肝臓に到達し、脂質代謝を活発にします。
結果として脂質の燃焼によるエネルギー消費の増加が起こっていると推測されます。
脂肪がエネルギーとなりやすくなるため、体脂肪が低減すると考えられます。

特定保健用食品となっているお茶のCMを思い出してください。
ベリーダンスを踊っています。
定期的な運動と茶カテキンの継続摂取を併用することで、食事や軽運動時での脂肪の燃焼性が上昇していることが確認されています。

お茶は、「薬」として中国(宋)から栄西が持ち帰り、源実朝が抹茶を飲んだといわれています。
禅僧の間で、修行の妨げである眠気を防ぐために流行したという話も伝わっています。
眠りを妨げる成分カフェインには利尿効果もあります。
夜トイレに起きる人、眠りの浅い人は、夕食以降のお茶は控えたほうがいいようです。

※通常急須で淹れたお茶を200杯以上飲まなければ、甲状腺腫の心配は、まずないでしょう。


またのご来店をお待ちしております。

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